幻の但馬牛「但馬玄」とは

契約牧場「上田畜産」で育てられ月に10頭くらいしか出荷されない、
特別な餌で育てられ脂の融点が低い但馬牛を「但馬玄」(たじまぐろ)と呼びます。

一般的な黒毛和牛の脂が約25度から溶け出すのに対し「但馬玄」は
約12度から溶け出します。
低温で溶け出す脂はサラサラでマグロの脂に近く、
口に入れるとフワッと肉の旨味が広がり肉の甘味みを感じます。

上田畜産では長年の経験や研究から、たっぷりの愛情と良質な飼料や環境を整え、
何よりも健康に育てることをモットーとしています。

成分分析の結果からも融点の低さや旨味成分のオレイン酸や
必須脂肪酸のリノール酸が他より多く含まれている事が証明されているのが但馬玄です。

特別な餌で育てられ
脂の融点が低い但馬牛「但馬玄」

但馬牛の肉付や体格を競う大会で
最優秀賞受賞

上田牧場

兵庫県香美町村岡で12頭の牛から始まった上田社長の牛飼い人生。

高校を卒業してすぐ、祖父から譲り受けた12頭の但馬牛から牛飼いをはじめ、
現在は1000頭近い牛を飼育しています。
今や兵庫県内最大規模の牧場と言われています。
その理由は全国でも少ない「一貫飼育」をしているから。
一貫飼育とはその牧場で生まれた子牛を出荷するまで同じ牧場で育てること。

通常は繁殖農家と肥育農家と二つに分かれており、
繁殖農家が子牛から9ヶ月頃まで育てた後に、子牛のセリにかけ、
セリで買った子牛を繁殖農家が出荷するまで育て上げるという2段階方式。
その両方を一つの牧場でやりくりしているのです。